育休取得までの5ステップ~社内での報告と共有~

男性育休
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「よしっ!育休を取ろう!」
そう決めたら、次は具体的に何をすればよいのでしょうか?

「どんな手続きをしなくてはいけないの?」
「上司にはいつ頃育休取得の話をすれば・・・?」

この記事では、僕が育休取得までに会社 「いつ」、「誰に」、「何を」したのか紹介します。
育休開始までの流れがわかりますよ。

注意
書類の詳細や期限などは、会社によって異なると思います。自分の会社のルールを確認してくださいね。

1.上司への妊娠の報告

まずは、子どもができたことを上司に報告しました。タイミングは、妊娠5か月の安定期に入った時です。

子どもができた喜びを早くまわりの人に伝えたい人もいるかもしれませんが、僕が安定期に入ってから会社に報告した理由はこちらです。

・誤診の可能性
 検査キットで陽性だからと言って100%妊娠ということではないそうです。
 産婦人科にかかり、妊娠しているかちゃんと確認しましょう。
・流産の可能性(参考:日本産婦人科学会ホームページ)
  妊娠22週未満で妊娠が終わってしまうことを流産といいます。
  妊娠した女性の約40%が流産しているとの報告もあり、多くの女性が経験する疾患です。
  妊娠12週未満の早い時期での流産が、8割以上を占めます。
 

妊娠初期はかなりデリケートです。妊娠について人に話す時は、慎重にいきましょう。

2.上司に育休取得の報告

僕は妻が妊娠したことを上司に報告した時に、育休取得の希望も伝えました。
でも、妊娠がわかった時点では育休取得をまだ悩んでいる・・・という人もいると思います。

僕の会社では遅くとも育休取得の2ヶ月前に希望を伝えるというルールでした。

会社側も仕事量やスタッフ数の調整があります。
長期で仕事から離れることを思えば、なるべく早めに希望を伝えたほうがよいと思います。

3.必要書類の提出

育休が認められたら、次は書類の提出です。
会社によって必要書類が違うと思いますので、会社の総務課や人事課などに問い合わせましょう。
どんな書類を出すのか教えてくれると思います。

僕の会社では『休職願』を提出しました。会社独自のフォームがあり、休職する理由を書いて提出しました。理由としては「第一子の育児のため」などです。

また、僕は復職のタイミングが決まっているので『復職願』も一緒に提出しました。
育休中は育児に専念し、会社のことは忘れがちになります。休みに入る前に書類が出してあれば、育休中に会社に連絡することがなくなって楽でした。

4.引き継ぎ

書類提出ができたら、あとは実際に仕事を引き継いでいきます。
職種によって引き継ぎの内容は違うかと思いますが、僕はこの3ステップで考えました。

ステップ1 仕事の分類方法

仕事を2種類に分ける。

・自分の育休開始までに終わる仕事
・自分の育休開始以降も続く仕事

ステップ2 仕事の整頓

育休開始までに終わる仕事は、きっちりやり切りましょう。
育休開始以降も続く仕事は、引き継ぎの準備をします。例えば、引き継ぎ資料の作成、ファイルの整頓、誰に引き継ぐのか部署内での業務共有など。

ステップ3 引き継ぎとポイント

実際に業務を引き継ぎます。育休開始の1か月くらい前からとりかかれるとスムーズです。


ポイントは、「自分しかわからない」ものをできる限りなくすことです。自分が育休に入ってから残された人が困らないよう、些細なことも共有しておきます。
お客さんへの担当変更の挨拶などもしっかり行いましょう。

5.出産後の手続きを確認

赤ちゃんが生まれてから慌てなくてもいいように、赤ちゃんが生まれた後の手続きについて育休に入る前に確認しておきましょう。

出生の連絡

赤ちゃんが無事に生まれたら、会社に連絡する必要があります。
名前や誕生日を記載する書類を郵送しました。会社によっては電子化されているところもあるかもしれませんね。

赤ちゃんを扶養に入れる手続き

共働きの場合は、原則として収入が高いほうの扶養に入ります。
奥さんの方が年収が高ければ、奥さんに手続きをお願いしましょう。

僕の会社では、自分が世帯主の場合、「続柄記載の世帯全体の住民票」が必要でした。
役所に出生の手続きに行ったとき、もらってきておくことをおすすめします!


まとめ

いかがでしたか?

おさらいすると、育休に入るまでの流れは、
上司に連絡→書類の提出→業務の引継ぎ→出生後の手続き確認 です。

通常の業務をこなしながら、育休取得の手続きをすすめることは意外と大変です。
上司や同僚にお願いしなくてはならないことも多く、気まずいこともありました。
少しでも円滑にすすめられるよう、引継ぎや提出書類は不備がないようにしましょう。

会社によって必要な準備は異なると思いますが、みなさんの参考になればいいなと思っています。

育休後、感謝の気持ちをあらわしたくてお菓子を配りました。詳しくは、こちら

目指せパパっ子! パパと娘の育休ライフ